四十肩・五十肩は、正式には「肩関節周囲炎」という肩の周囲に起こる炎症のことを指します。
私たちの肩はとても広い範囲を動かせるようになっていて、体の中で1番広い範囲に動くのが肩関節なんですが、それだけ構造は複雑です。
肩関節は肩甲骨と上腕骨がつながっていて、周囲には鎖骨や肋骨の連なりである胸郭にも機能的関節があり、周囲には多くの筋肉や腱(筋肉が骨に付着する部分)があります。
この複雑な関節をスムーズに動かすための【滑液包】が各隙間隙間に有り、そのため肩はスムーズに動いてくれるのです。
四十肩や五十肩と呼ばれる症状は、不良姿勢での生活が続き、肩関節に負担をかけ肩に炎症が起こってしまい、滑液包が機能しなくなって起こる症状だと言われています。
そのため、中高年に多く起こりますが、姿勢の悪さや酷使の仕方により20代30代で症状発症されることもあります。
症状としては
などが代表的な症状であり、ほとんどの人が一番辛い症状でもあります。
病院やホームケアのホームページなどでは、1年半〜2年で自然治癒と書いていることが多いですが、実際はほとんどの人が、痛みはマシだが何らかの可動域の制限が残っており(後遺症)、他で庇って生活をしてるので肩が動かないことには慣れた方が多く、また庇った先で痛みがが出ている場合がほとんどです。
当院では、症状の根本である骨格の歪みを治した上で、肩関節への超音波やアイシング、筋肉緩和操作、鍼灸治療を施し、可動域制限などの後遺症を残さずに早期回復をさせていきます。
治療は、早期で有ればあるほど治癒までが早くてすみます。
症状に、心当たりがある方は、早期にご相談下さいますようお待ちしています。